1. HOME
  2. ブログ
  3. 大木谷の棚田と陰陽師

大木谷の棚田と陰陽師

 

佐用郡佐用町大木谷に広がる棚田は、自然の中にたたずむ昔ながらの農村風景で、農林水産省の「日本の棚田百選」に認定されています。四季を通じて美しい風景を楽しむことができます。

倍晴明塚
芦屋道満塚

そしてこの地は平安時代に活躍していた陰陽道の大家「安倍晴明」と「芦屋道満」を祭った塚があります。芦屋道満は、時の権力者であった藤原道長に対しての呪いをかけそれを安倍晴明に見破られ、この佐用の地に流されました。しかし道満はこの地からも呪いを放ち、呪術攻撃を仕掛けます。それを知った晴明は、京からこの地に乗り込んで壮絶な戦いが始まります。晴明は甲大木谷の丘に、対する道満は乙大木谷の丘に陣を張り戦い互いに呪術で戦いますが道満はここで倒れ力尽きたと伝わります。

鑓飛橋

2人の戦いで飛び交った槍が谷に落ち、現在そこには「鑓飛橋(やりとびばし)」という小さな橋が残されています。また、戦いの後に、谷の下の小さな川で道満の首を洗ったと伝えられる場所があり、「おつけ場」と呼ばれているところもあるそうです。

最新記事